
北陸へ進出した上杉謙信は9月、加賀手取川で柴田勝家率いる織田の援軍を撃破し、生涯最後となる大勝を収めた。一方、西国では羽柴秀吉が播磨方面への侵攻を本格化させ、毛利氏の勢力圏に迫る中国攻めが新たな戦線として動き出した年でもあった。
9月
上杉謙信が能登畠山氏の拠点・七尾城を二度包囲し、重臣遊佐続光の内応で落城させた。長続連ら抗戦派が討ち取られ、越中・能登への影響力が最大化した。
出典 七尾市「史跡七尾城跡」
9月23日
七尾城救援に向かった織田方の柴田勝家らが撤退を開始。上杉謙信は増水する手取川で追撃し、織田軍に損害を与えた。甲相同盟の外交的亀裂も表面化。
出典 七尾市「七尾城保存資料」
12月
島津方の攻勢で日向の拠点を保てなくなった伊東義祐が、一族を率いて日向を退去し、大友宗麟を頼って豊後へ逃れた。